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古道具さわだ お道具資料編

古道具買取り店「京都さわだ古道具」の書画骨董、茶道具などお道具にまつわる資料を日々まとめております。読者様のご参考にしていただければ幸いにございます。

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水平焼ー熊本県の焼物(九州地方)

水平焼の解説です。


水平焼(みずのたいらやき)は肥後国天草郡本戸村水の平(熊本県本渡市本渡町本戸馬場)の陶器です。

もと同村の山仁田にあったが明和2年(1765)に山川徳蔵より買い受けた岡部常兵衛がこれを現在の地に移したとされます。

当初は無釉のもので、次いで施釉時代に入り斑文の褐色の海鼠釉やその他種々の色釉がある。
小代焼に似ている。








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参考文献『原色陶器大辞典』『やきもの事典』

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湊焼ー大阪府の焼物(近畿地方)

湊焼の解説です。


湊焼(みなとやき)は本湊焼ともいい、大阪府堺市西湊町で江戸中期頃に京都から来た上田吉右衛門(または吉左エ門)・弥兵衛(または吉兵衛)の二軒の陶家によって焼かれたと伝わるも詳細は不明のようです。

交趾釉、雲華焼、楽焼、飴釉などの軟陶類で日用品が多い。

印には小判「みなと」「湊焼」、小判割形「湊焼」、二重丸「湊」などがある。












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参考文献『原色陶器大辞典』『やきもの事典』

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珉平焼ー兵庫県の焼物(近畿地方)

珉平焼の解説です。


珉平焼(みんぺいやき)は別名伊賀野焼・淡路焼ともいい、兵庫県南淡町伊賀野で賀集珉平が文政年間(1818-1830)に創業し焼いた陶器です。

京焼陶工の尾形周平より陶技を学び淡路島の白土を用いて黄南京・緑釉・柿釉などの作品を試作。
1832年に周平を招き本格的な指導を受け仁清写し・道八写しなどの茶器や日用品に名品を残しました。
1842年には藩窯も築かれ栄えましたが珉平没後は民営になり後1916年に淡陶社となった旧民窯と合併しました。
現在はタイルを焼いています。









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宮島焼ー広島県の焼物(中国地方)

宮島焼の解説です。


宮島焼(みやじまやき)は別名厳島焼ともいい、広島県宮島町で坪屋喜兵衛が文政年間(1818-1830)の頃厳島神社神殿下の砂を混ぜて焼いた陶器を参拝客に売り出した御砂焼(神砂焼)が起源と考えられています。

次いで天保~嘉永(1830-1854)頃厳島神社の別当が境内で雅陶を焼いたのに始まり、明治に入っても継続的に社家によって焼き継がれました。

また明治期の末には宮島口に川原窯が開窯され茶器・酒器などの雅陶を焼き現在に至ります。

銘印には「宮島製」「宮嶋御砂焼」「三亀甲紋」楕円「宮島焼」などがある。










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参考文献『原色陶器大辞典』『やきもの事典』

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虫明焼ー岡山県の焼物(中国地方)

虫明焼の解説です。


虫明焼(むしあげやき)は岡山県邑久町虫明に備前藩筆頭家老伊木家が元文年間(1736-1741)に開窯した御庭焼。
伊木忠澄(1818-1886)(号は三猿斎)は京焼陶工清風与兵衛を招き焼かせた。
また宮川香山も来窯した。

明治以降は森彦一郎(号:香州)・岡本英山と継がれ現代に至ります。






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参考文献『やきもの事典』

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プロフィール

HN:
澤田
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性別:
男性
職業:
古物商

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