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古道具さわだ お道具資料編

古道具買取り店「京都さわだ古道具」の書画骨董、茶道具などお道具にまつわる資料を日々まとめております。読者様のご参考にしていただければ幸いにございます。

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台子・長板、点前道具ー茶道具編

【台子-だいす】

棚ものの根源といわれています。僧である南浦紹明(なんぽじょうみょう)が中国の宋に渡って帰朝(1267年)の際に、台子と皆具を持ち帰ったことに起源がみられるようです。
その後、15世紀には室町幕府6代将軍、8代将軍の時代、同朋衆とし活躍した能阿弥・芸阿弥・相阿弥が台子荘りを行い、8代将軍義政に近侍した村田珠光、武野紹鷗を経て利休へと伝えられ台子による点茶の方法が定められたいわれます。

・種類
真・行・草に分けられます。真の台子は通常唐銅、陶磁器の皆具を用いる。行・草の台子は水指、杓立、建水、蓋置は皆具ではなくそれぞれ異なったものを取合わせることになっています。

真の台子
真塗の角四本柱。

行の台子
桐木地の足が竹で四本柱。

草の台子
二本柱、または木地の四本柱。


・竹台子
・及(きゅう)台子
・高麗台子
・爪紅(つまぐれ)台子

【長板-ながいた】

真台子の天板、地板に相当するもので二種類あります。
大きい物が風炉用、小さい物は炉用となっています。
真塗を原則としていますが、黒掻合わせ塗、青漆、松の摺漆など好みも出てきました。



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参考文献『茶道具百科』淡交社

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棚、点前道具ー茶道具編

【棚ーたな】

大きく分けて二種類あります。
点前座に置くものと、茶室に付設された仕付棚です。
点前座に置かれるものは台子から派生してできたとされています。台子に近い横幅のものを大棚といい、台子のほぼ半分くらいのものを小棚といいます。その他立礼棚もあります。

≪大棚≫

・志野棚(利休袋棚)-利休好
・葭棚(よしだな、台目棚とも)-利休好
・寒雲棚(かんうんだな)-玄々斎好
・円融棚(えんゆうだな)-玄々斎好
・紹鷗棚(じょうおうだな)-武野紹鷗好、紹鷗袋棚とも。
・旅箪笥(たびだんす)-利休好

≪小棚≫

・山里棚ー利休好
・丸卓(まるじょく)-利休好
・高麗卓ー宗旦好
・桑小卓ー仙叟(せんそう)好
・焼桐棚(やきぎりだな)-一燈好
・五行棚ー玄々斎好
・更好棚(こうこうだな)-玄々斎好
・杉棚ー玄々斎好
・香狭間棚(こうざまだな)-又妙斎好
・三友棚(さんゆうだな)-又妙斎好
・源氏棚ー圓能斎好
・吉野棚ー圓能斎好
・猿臂棚(えんぴだな)-圓能斎好
・花月棚(かげつだな)-圓能斎好
・豊祥棚(ほうしょうだな)-淡々斎好
・徒然棚(つれづれだな)-淡々斎好
・行雲棚(こううんだな)-鵬雲斎好
・寿扇棚(じゅせんだな)-鵬雲斎好
・富貴棚(ふうきだな)-坐忘斎好
・平生棚(へいじょうだな)-坐忘斎好

≪立礼棚≫

・点茶盤ー玄々斎考案、鵬雲斎再好
・御園棚ー淡々斎好

≪仕付棚≫

・釣棚
・釘箱棚ー仙叟好





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風炉先、点前道具ー茶道具編

【風炉先-ふろさき】

正式名称は風炉先屏風で二枚折れのものです。広間などの道具畳の向こうに立てます。
小間の席や風炉先窓が付設された茶室では使いません。

縁は塗が施されたもので材質は桑や杉などが用いられています。
襖の部分には砂子を用いたものや、絵が描かれたものもあります。
屏風の下に当たる腰と呼ばれる箇所には板がはめ込まれたものや、板に透かし彫りを施したものなどもあります。
当初は屏風であったものが風炉の時期になると軽い指物や葭張、透かしのあるものが好まれるようにもなりました。



【結界-けっかい】

広間の向こうに立て小間据えにする際に用います。
座頂(ざちょう)、座障(ざしょう)とも呼ぶ。






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皆具、点前道具ー茶道具編

【皆具】
意味としては装束、武具、馬具などが一式備わっていることをさします。
台子の項にもありますが、南浦紹明(なんぽじょうみょう)が宋からの帰朝の際に台子と皆具一式を持ち帰りました。
では茶道具でいう皆具とは何をもって一式となすのでしょうか。

・水指
・杓立
・建水
・蓋置

この四器を皆具と総称します。
そしてこの四器を台子・長板に荘ります。

昔は一揃えで使用するよりは、状況に応じそれぞれ別の意匠の道具と合わせて使っていたようです。現在の皆具としてのとらえ方は江戸時代の中期以降ではないかといわれています。

素材としては、古くは唐銅・真鍮などの金属製が主流とし、他に陶磁器製・木地・漆物で揃えられたものもあります。
また現在では四器の他に、風炉・釜が同一の意匠で揃えられることもあります。





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水指、点前道具ー茶道具編

【水指】

点前の時に釜に注ぎ足す水、茶筅(ちゃせん)・茶碗などを清める水を入れておく器をさします。
水差とも書きます。水器といわれることも。
皆具の一つが個別に使用されるようになった或いは日常雑器から取り上げられたなどと考えられています。

【種類】

・金物ー唐銅、砂張、毛織、七宝、南鐐など

・やきものー大きく分け磁器と陶器に分けられます。

・その他ー木地、漆器、ギヤマン



磁器ー染付


陶器ー高取焼







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プロフィール

HN:
澤田
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性別:
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職業:
古物商

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